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情報基礎数学専攻の教育目標・方針

情報基礎数学専攻の教育目標・方針

情報基礎数学専攻 教育目標

数学の潮流は、1970年代から徐々に、抽象から具象へと移行し、離散数学と呼ばれる分野が台頭し、その後、計算機の発展も追い風となり、「離散」と「アルゴリズム」は、現代数学のキーワードとしての市民権を獲得しました。情報基礎数学専攻も、「離散」と「アルゴリズム」に関連する探究を基盤とし、高度に抽象化されたレベルでの情報科学と数学のインターフェースを指向し、理学研究科数学専攻との密接な連携を保ちながら、研究と教育を遂行します。

博士前期課程では、純粋数学、応用数学、情報数学の最先端の講義を聴き、専門知識を修得するとともに、修士論文の執筆と発表を通し、自らデザインする能力、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を養成し、教育界、金融界、産業界、IT界などで活躍する有能な人材を育成します。

博士後期課程では、世界的な視野を磨き、斬新な数学理論の開拓をする独創的な能力を鍛え、数学の発展に尽力する多才な人材を輩出します。

情報基礎数学専攻 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

情報基礎数学専攻博士前期課程では、所定の期間在学し、専攻が定める専門基礎知識に関する所定の単位を修得し、さらに、修士論文を提出し、その審査、および、最終試験に合格した学生に修士号を授与します。修士論文は、論文著者の独創性が認められるものに限ります。原則として、論文著者によるオリジナルな定理を含むものが望まれます。しかしながら、数学的に意義のある計算結果(計算機実験等)、既知の定理の別証などを含むもの、あるいは、既存の理論の再構築なども、論文著者の貢献が顕著ならば、可とします。

博士後期課程では、所定の期間在学し、専攻が定める専門知識に関する所定の単位を修得し、さらに、博士論文を提出し、その審査、および、最終試験に合格した学生に博士号を授与します。博士論文は、その内容の一部に、国際的に認められている、査読付き雑誌に掲載、あるいは、掲載予定の論文を含むことを必須とします。

情報基礎数学専攻 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

情報基礎数学専攻の博士前期課程では、理学研究科数学専攻との連携のもと、代数学、幾何学、解析学、応用数学、情報数学の高度な専門科目を配置し、学生は、自分の専門とする分野とともに、その周辺領域の最先端の話題に触れることができます。博士前期課程のカリキュラムの核心となる科目は、情報基礎数学研究であり、そこでは、自らデザインする能力、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の向上を目指すとともに、欧文の研究論文を読む英語力を強化し、修士論文を執筆する準備となる、数学的な基礎学力を育成します。

博士後期課程では、独創的な数学の研究を自ら遂行する能力の育成を目指すとともに、国内外の研究集会などでの研究発表を通し、他の数学者と議論しながら、自らの研究を進展させる土壌を育みます。究極的な到達目標は、権威ある国際雑誌に受理される論文を執筆し、優れた博士論文を執筆することです。

情報基礎数学専攻 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

情報基礎数学専攻の博士前期課程では、国内外を問わず、理工系の学部で純粋数学、応用数学、数理科学などを学び、数学の純粋理論の探究、数学の情報理論への応用などに意欲を持った学生を歓迎しています。そのため、選抜試験の筆記試験では、理工系の学部で学ぶ数学の基礎に習熟し、英語の数学書を読むための基礎的な英語力を持つことが試されます。さらに、口頭試問では、コミュニケーション能力の有無も問われます。

博士後期課程では、数学の基礎と応用の発展に貢献できると期待される人材を受け入れます。情報基礎数学専攻の博士前期課程に在籍する学生に限らず、他大学の大学院(博士前期課程・修士課程)からの学生、あるいは、一般企業、教育界からの社会人に加え、海外からの優秀な学生も積極的に受け入れます。選抜試験として、修士論文の発表と口頭試問を実施し、独創力、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の達成度を審査します。