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イベント

情報数理学シンポジウムIPS2017のご案内

大阪大学大学院情報科学研究科主催のシンポジウムIPS2017の開催についてご案内します。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

情報数理学シンポジウム IPS2017「行動と認知のモデリング」(pdf) (1月17日更新)

  • 日時:2017年1月27日(金) 13:00~17:20
  • 会場:大阪大学コンベンションセンター(地図)3階MOホール
  • 主催:大阪大学大学院情報科学研究科
  • 協賛:IT連携フォーラムOACIS、大阪大学大学院情報科学研究科同窓会 情朋会

※ 講演会は参加費無料です。こちらから参加登録できます。シンポジウム当日まで受付ます。

※ 講演会終了後の意見交換会(参加費:一般4,000円、学生2,000円)に参加ご希望の方もこちらから1月12日(木)までにお申込みください。

 

趣旨

人工知能革命がいよいよ現実のものとなってきました。知性がいかにして世界を捉え世界に働きかけるか、という問いに、情報学・物理学・数学が融合しモデルをたてて取り組むことにより、新たな知見と技術革新が続々もたらされています。本シンポジウムは、基礎・応用の両面でこの課題解決への貢献をめざす情報数理学の教育研究活動を内外に紹介するために隔年で開かれています。

今回は、情報科学における最新の話題として、行動と認知に焦点をあてます。数理モデリングからその応用に至るまで、学内外の情報数理学分野の研究者による講演を行います。さらに、情報数理学専攻の講座で進められている研究内容をパネル展示し、情報数理学の多様な展開と最先端の研究成果を専門外の人々にも分かり易く紹介します。情報数理学の今と将来を語らう研究交流の場に奮ってご参加ください。

 

プログラム

12:00~

受付

13:00~13:10

研究科長挨拶
13:10~14:10 栗原 聡(電気通信大学)
「第3次人工知能ブームとは何なのか?〜日本型AIの可能性は?〜」
現在の深層学習を中心とする3回目のAIブームは、過去2回のブームのような技術主導タイプではなく、実用主導タイプである。現在の過熱ぶりは沈静化するものの、再び冬の時代に突入することはなく、AI技術の社会普及が加速し、遍在化する流れとなりそうである。一方、東ロボプロジェクトの断念や、主要な技術のほとんどが海外研究によるものであるなど、日本としては強い危機感もある。社会に対して大きな影響を与えるAI技術における日本の確固たる存在感の確立が急務である。本講演では現在のAIブーム、そして、日本型AIの可能性について考察したい。
14:10~15:10 秦 秀彦(パナソニックAVCネットワークス社 技術開発研究所)
「店舗分析AIソリューション」
従来、小売店における売上向上のための施策は、店舗運営者の経験と勘といった暗黙知に依るところが大きかった。例えば、商品の棚配置の問題は、経験や勘によらず導き出す手法は存在しなかった。本公演では、買い物客の買い回り動線データやPOSデータなどを用いて、実店舗をモデル化することで、店舗運営に関わる暗黙知を形式知化する取り組み事例をいくつか紹介する。
15:10~15:40 ポスターセッション
15:40~16:30 関 宏理(大阪大学)
「曖昧性を考慮した意思決定」
日常、我々が用いている言葉や思考、判断は極めて曖昧である。たとえば、「彼は非常に背が高い」、「もう少し右」、あるいは「おそらく速い」のようなものが考えられる。このように人間は極めて漠然とした言葉を使ったとしても、それで意味が通じ、理解することができる。一方、コンピュータは高速な計算が得意なものの、「見る」、「聞く」、「直感的に理解する」というような人間が簡単に行えるようなことは苦手としている。このように人間は緻密な計算は苦手であるものの大まかな思考や判断を得意としていることから、コンピュータのような過度な精密さを求めるよりも、扱いやすさ、頑健性、低コストを重視する情報処理を目指そうとする研究の一つとしてファジィ論理が存在する。膨大で複雑であり、曖昧性を含むデータを取り扱うことが要求される昨今で、柔軟な処理が可能であるファジィ論理はデータ処理において多大な成果を挙げることが期待されている。本発表ではファジィ論理を基にしたファジィシステムについて説明し、その最新動向も紹介する。
16:30~17:20 鈴木 秀幸(大阪大学)
「適応的な行動・認知の非線形数理モデル」
生体は、周囲の環境を認知し、それに応じて適応的な行動を取る。また、認知という情報処理自体も、周囲の環境に応じた適応的なものである。そのため、生体の行動・認知や社会現象のモデリングにおいてはしばしば適応性を考慮する必要が生じ、それが非自明な現象やダイナミクスをもたらす。本講演では、このような観点から、脳情報処理、感染症伝播、電力需要などのトピックを取り上げ、数理モデル研究をいくつか紹介する。

問い合わせ先

大阪大学 大学院情報科学研究科 情報数理学専攻

山本 吉孝

E-mail: yamamoto@ist.

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