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研究科紹介

研究科長からのメッセージ

研究科長 尾上孝雄


「情報科学」、「情報技術」と聞くと、以前はコンピュータを使った色々な処理を思い浮かべることが一般的でした。近年では、我々の周りにあるさまざまな物質、人間自身、ひいては仮想空間の中にまで、有形・無形の「情報」が偏在しており、これらに例えばビッグデータ処理やAI技術を駆使して、我々の社会生活を豊かで充実したものとするべく利活用を進めるための学問や技術、といった意味を持つようになってきました。

情報科学の応用分野は拡大を続けており、「情報を制するものは○○を制す」の○○には、「世界」だけでなく、「医療」、「防災」、「社会」などを当てはめて語られることもしばしばあります。また、トムソン・ロイター社が選出した、「Top100 グローバル・イノベーター2014」には、100社中40社以上が情報科学に関連した企業・機関であり、この分野の技術開発への大きな期待が伺えます。

大阪大学の情報科学研究科には7つの専攻があり、情報およびネットワーク技術に関わるハードウェアとソフトウェア、さらにはコンテンツそのものに至るまで、多様な情報メディアを対象とし、数学的な関連基礎理論から先端的な応用技術に至るまで広くカバーする教育研究を推進しています。

特に、情報科学と他の関連分野の融合領域の人材育成・教育研究プロジェクトに積極的に取り組んでおり、現在は「情報」「生体」「認知」の3分野の融合人材を育てる博士課程教育リーディングプログラム「ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム」を推進しています。

また、最先端の情報技術を実践的に活用することができる人材育成を目指して、「分野・地域を超えた実践的情報教育協働ネットワーク(enPiT)」を主導しています。

国際的に活躍できる人材の輩出にも積極的に取り組み、博士前期・後期課程での海外インターンシップ、英語により全ての課程を修了可能な「インフォメーションテクノロジー英語特別プログラム」を開設しています。

このように、今後ますます成長が期待でき、社会生活の基盤として重要な位置を占めている情報科学技術の発展のために、大阪大学大学院情報科学研究科では、イノベーションを創起し、社会にインパクトを与えるような研究をめざすとともに、このような情報社会の発展に尽くす人材の育成に邁進していきます。