研究科主催教職員
ファカルティデベロップメント(FD)研修を実施

副研究科長 | 尾上 孝雄

 情報科学研究科の教職員を対象とした平成24年度ファカルティデベロップメント(FD)を2回実施しました。本研修は、大阪大学における構成員としての責任・役割を実感するとともに、社会人としての常識を身につけること、国際人として活躍できることを目的として、最新の課題を中心に毎年研究科主催で実施しております。

 一回目は平成24年10月24日(水)13:00~14:30に情報科学研究科A棟2階会議室において行いました。まず、研究科の評価委員長である森田浩教授から、「情報科学研究科の現況」についてご講演頂いた後、全学人権問題委員会委員の奥原 浩之准教授に「人権問題への取り組みについて」最新の動向についてご説明頂きました。その後、不正使用防止計画推進室から「研究費の不正使用防止について」講話を頂きました。参加者は24名でした。ハラスメント対策を含めた人権問題や研究費の不正使用問題は、全学的にも学内外でも大きな問題として取り上げられており、研究科の全教職員を対象に、これらの課題とその対策に関して講義を頂きました。これらの問題に対する教職員の問題意識の向上にも役に立ったと考えられます。

 二回目は、平成24年11月1日(木)15:00~16:00、情報科学研究科A110講義室において研究科教職員を対象に、産業カウンセラーの根岸 和政先生を講師としてお招きし、「メンタルヘルス予防と対処の仕方について」という題目で講演を頂きました。参加者は24名でした。周りの人がメンタルヘルスケアを必要とする状況にあることを、いち早く察知し、その対策をどのように取るか、自身のメンタルヘルスを測る尺度はどのようなものがあるか、など興味深くかつ実用的な内容をお話頂きました。研究科内での今後の積極的かつ有効的なメンタルヘルス対策に役立つと考えられます。

 上記に加え、FD研修の一環として、平成25年2月7日(木)15:00~16:00、情報科学研究科B101講義室にて、知的財産センター長の青江 秀史教授をお招きして、特許講習会を開催し、23名の参加がありました。

 これらのFD研修は研究科の教職員に取って、即時的な課題とその対策を学ぶ極めて有用な機会ですので、今後もさまざまな研修課題を構成員の皆様と協力して考えて参ります。

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