組込み適塾の支援活動について

教育研究評議員 | 尾上 孝雄

 組込みシステム産業推進機構(ESIP, http://www.kansai-kumikomi.net/)は、関西経済連合会を中心として産官学の多くの組織が集結し、関西地域を中心に組込み産業を活性化させるため、教育事業、ビジネス支援事業、開発支援事業、企画広報事業に関わるさまざまな活動を行なっています。その教育事業の柱として「組込み適塾」があり、2014年度は第7回目にあたります。

 組込み適塾では、カリキュラム検討WG、講師会および教育懇話会を通じて、絶えずその事業内容に関するPDCAサイクルを機能させています。今年度は、主に新商品やサービスを企画する技術者向けのカリキュラムで、製品サービス全体での価値拡大や性能向上、安心・安全を実現するためのシステムアーキテクト力の強化を目指す「アドバンストコース」を新設し、組込み設計におけるさまざまなフェーズの技術者育成をめざしました。

 また、組込み適塾は遠隔講座も実施していますが、東北地方における遠隔開講の拠点を岩手県に追加し、その対象を東北全域に拡大するとともに、講座の科目一開講を可能とすることで53名の遠隔受講者を得ました。遠隔講義は遠隔地での受講のしづらさがしばしば問題にされますが、本学サイバーメディアセンターがグランフロント大阪内のうめきた拠点に保持する高精細立体表示装置を利用し、東北大学と接続することにより非常に臨場感の高い講座開講が可能となり、参加者からも高い評価を得ています。

 平成26年6月24日に入塾式を執り行い、11月27日の修了式まで、多くの受講生が自身の仕事や希望に合わせて自由な形態で修得されました。本研究科からも、井上克郎研究科長が塾長として全体を統括するとともに、土屋達弘教授、今井正治教授、武内良典准教授、春名修介特任教授、畠中理英助教、尾上が出講しました。

 今後も「組込み適塾」やその関連事業の活動を、社会貢献の一部として積極的に支援していくとともに、産学官連携の枠組みを研究科構成員の技術交流の場として活用していきたいと考えております。

第7回 組込み適塾 修了式

高精細可視化装置を用いた講義風景

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