海外インターンシップ: CMU研修体験記(沼口直紀)
CMU研修体験記 (沼口直紀)

私は、2009年8月24日から2010年1月31日までの約5ヶ月間、アメリカのピッツバーグにあるCarnegie Mellon University(CMU)にVisitor Student として滞在しました。 CMUは、計算機科学の分野では多くの実績を持ち、世界的にも非常に有名な研究室がたくさんあります。私が所属したGraphics LabもCG分野で非常に有名な研究室で、ACM SIGGRAPH など有名な国際会議に毎年何本も論文を通しており、数多くの実績があります。また私の学部生時代に取り組んでいた研究の共同研究者がGraphics Labの出身者であり、私は元々海外留学に興味があったことも関係してその方に交渉していただき、インターンシップとして海外留学することができました。

CMUはとても自由な雰囲気があり、また学生も個性豊かな人が多く刺激的でした。特にGraphics Labは中国、韓国、インドなど様々な国籍を持つ方々が半分以上を占めており、様々な話が聞けて、とても楽しい時間を過ごせました。また非常に研究熱心な方が多く、夜遅くまで残って研究したり、白熱した議論が至る所で展開されていたり、とても刺激的で、「私も負けてられない!」と何度も勇気づけられました。 また共同研究者の関係でDisney Research(ディスニー研究所)に行くこともあり、研究所の方とも仲良くなりました。

CMUでは、人形型インタフェースを用いてキャラクタアニメーションをデザインするシステムについて研究しました。本システムはセンサを内蔵した人形型インタフェースを試作し、認識したユーザの操作を用いて、モーションキャプチャデータを合成・接続することでユーザの操作に対応したキャラクタアニメーションを生成するというものです。また研究成果は、CG分野で最難関とされている国際会議であるSIGGRAPH2010 に投稿しています。

ピッツバーグでの生活は四季の変化を楽しめました。夏場は涼しくて大変すごしやすく、部屋でクーラーをつける必要がありませんでした。一方、冬場はとても寒くなります。日中でも-10度になるなど大阪とは桁違いの環境でした。しかし建物の中はとても暖かく、普段の生活でそれほど不便に感じることはありませんでした。 またピッツバーツは、地震が少ないためたくさんの古い建物が残っており、町並みを眺めるだけでも非常に面白く、写真をたくさん撮りました。


私が取り組んだインターンシップは5カ月という長期間であり、派遣時期も一般的なインターンシップと時間がずれているなど今までと様々な点が異なっていました。 その結果、海外インターンシップに携わった先生方、大学院係や会計係の方々、私が所属している竹村研究室の先生方など多くの方にご迷惑をかけてしまいました。 しかし、このインターンシップで得られた様々な経験はかけがえのない私の財産となりました。皆さんに心から感謝しています。

以上で簡単になりますが、私のピッツバーグでの経験についてお話させていただきました。 最後になりますが、長期間の海外での研究をサポートしてくださいました中澤篤志講師、CMUで指導していただいたProf. Jessica K. Hodgins、また研究だけでなく生活面でもお世話していただいた白鳥貴亮研究員に、心より感謝申し上げます。