Victoria University of Wellington研修体験記(小林真)

はじめに

大阪大学大学院情報科学研究科(以下:本研究科)海外インターンシッププログラムで,2014年9月28日から10月29日までの約1ヶ月間,ニュージーランドの首都ウェリントンにある Victroia University of Wellington - Te Whare Wananga o te Upoko o te Ika a Maui (ヴィクトリア大学ウェリントン 以下VUW) にて研修を受ける機会をいただきました. 本ページでは,その研修における体験についてご報告いたします.

研修内容

私は,Winston Seah 先生,Bryan Ng先生と,無線ネットワークに関して議論を行いました.

・ネットワークMIMOにおけるオーバーヘッド削減手法
 この研究初めて議論する研究であったため,まず簡単なプレゼンテーションを行い,アドバイスを頂きました. 特に,考慮すべき問題点およびに関していろいろ助言を頂きました.
 ラップトップPCやスマートフォンの普及により,要求される無線トラヒックは増大してきております.
しかしながら,1対1の無線通信は理論的な限界値(シャノン限界)に近づきつつあり,モバイルコンピューティングの分野では多対多の通信への注目が集まっております. その中でも既存の複数のアクセスポイント同士が協調を行うことで通信容量を増やすことができるネットワークMIMOについて本研究では着目しました.
ネットワークMIMOにおいては物理レイヤレベルでは協調を行うアクセスポイント数が増加すると通信容量を増やすことができることが明らかになっています. しかしながら,協調を行うアクセスポイント数が増加すると上位レイヤにおけるオーバーヘッドが増加することになり,実際にユーザが享受できるスループットが低下することが問題となります.本研究では物理レイヤの容量増加とオーバーヘッドのトレードオフに着目してユーザが実際に利用できるスループットを高めるために,通信に用いるアクセスポイント数を制御する手法について検討しました.

VUWについて

VUWはウェリントンにある大学で,ニュージーランドの首都ウェリントンに位置します. 学生数は多く活気のある大学です. ニュージーランドは英語圏であり且つアジアから近いことから,アジアの広くから留学生が集まっています. 留学生は近年増加の一途をたどっており,大学の規模が拡張していっているそうです. このように世界中の国々から様々な学生が集まってくることは大きな強みであり,日本語で議論や講義の行われている日本の大学にはないアドバンテージであると感じました. 図書館などに設置された学習スペースでは昼夜を問わず学部の学生が勉強をしていました.

おわりに

今回のインターンシップにおいて,VUWの先生方と議論を行ったことにより,研究の 短いインターンシップ中の成果を礎に,帰国後成果をまとめ国際会議に投稿するために,日々邁進しております. このような貴重な体験の機会をくださり,時間を割いてくださったVUWの Winston Seah 先生およびBryan Ng先生,スタッフの方々と学生の皆さん,並びに本研究科の先生方とスタッフの方々に心よりお礼申し上げます.