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【第10回】令和6年度 情報数理学セミナー

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情報数理学

掲載日:2024年10月25日

日時:10月31日(木)15:10~16:40
会場:情報科学研究科 A棟 A109

講演題目:電子を情報担体とするコンピューティングの将来性

●講演者:粟野 皓光(京都大学 大学院情報学研究科 准教授)
●概要:
シリコントランジスタの微細化が物理限界に達しつつあるとされ、シリコントランジスタに代わる素子が精力的に探索されている。しかし、依然として、単一チップ上に集積されるトランジスタの数は指数的に増加し続けており、GeForce RTX 4090には760億個ものトランジスタが集積されている。では微細化の限界はどこにあるのだろうか?微細化が止まってしまうとコンピュータの性能は向上しなくなってしまうのだろうか?本講演ではシリコントランジスタのロードマップを紹介し、微細化の将来性について考えていく。また、微細化が鈍化した現代においてもコンピューティング能力を向上し続ける工夫の1つとしてメモリ内計算について触れ、その回路方式と研究トレンドを紹介する。