准教授大平 健司
Ohira Kenji
情報ネットワーク学専攻
【協力講座】セキュアプラットフォーム・アーキテクチャ講座[D3センター]
2004年 京都大学 大学院情報学研究科 修士課程修了
2007年 京都大学 大学院情報学研究科 博士後期課程単位認定退学
2008年 京都大学 学術情報メディアセンター 特定助教
2010年 京都大学 博士(情報学)取得
2011年 名古屋大学 情報連携統括本部 特任助教
2012年 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 特任助教
2015年 徳島大学 情報センター 講師
2019年 大阪大学 情報推進本部 講師
2021年 大阪大学 情報推進本部 准教授
研究テーマ
情報システムを理解可能で制御可能に保つための持続可能な運用のあり方
現代社会に生きる我々は、数えきれないほど多くの情報システムに囲まれて生活をしています。本学の中だけでも、大阪大学総合情報通信システム(ODINS)、学務情報システム(KOAN)、授業支援システム(CLE)、電子メールサービス(OUMail)、キャンパスクラウド、それ以外にもたくさんあります。そしてこれらはそれぞれにデータを持ち、ネットワークでつながり、相互に連携・補完しながら必要な処理を行っています。このような情報システムを運用する場合、ぞれぞれがどのようなデータを持ち、どのようにつながっているのか、相互の入出力はどのようなインタフェースを通じてどのようなプロトコルでどのような情報がやりとりされているのかを把握していないといけません。平時であればまだそこまで理解していなくても何とか回っているようにも見せられるのですが、ひとたび故障や人的ミス、あるいはサイバー攻撃などにより本来の意図と異なる挙動をシステムがした際には特に問題となります。情報システムを理解可能で制御可能に保つための知識を体系化することにより全体を俯瞰した持続可能な運用ことができるであろうと考え、トラフィック制御や認証認可をはじめとする研究を行っています。