バイオ情報工学専攻
ゲノム情報工学講座
准教授
瀬尾 茂人
Seno Shigeto
これから研究科を目指す学生に向けて、メッセージをお願いします
うちの研究室のいいところは、バイオっぽいことに興味がある人でも、情報系のことに興味がある人でも、色々と研究テーマがあるところだと思うんですね。結構間口がひろい。それに、バイオインフォマティクスに限らずですが、何かの仕事をするということを考えると、情報科学という自分の専門分野に加えて、プラスアルファで勉強しないといけないことが結構あります。例えば、作る製品に対する詳しい知識であったり、法律やビジネスだったりです。大半の情報科学科の学生にとっては、バイオというのも未知の領域になります。すごい全然わからない、という状態になるんですよね。なので、わからないものをわからないなりに勉強する、という姿勢は身につくと思ってますし、そのことは誰にとっても非常に役に立つと思います。いろんな方に来ていただけると面白いんじゃないかと思っています。
学生さんも、研究でいい成果を出すというよりは、研究を楽しむのが大事なんじゃないかと思うので、いろいろやってみることをおすすめします。研究が楽しいっていうのは一番ですが、研究のほかに楽しいことがあるなら、大学院生の立場や環境の良さ、時間の潤沢さなどを活かしてもらえたらと思います。ただ、研究がうまくいっていると学生生活が楽しくなるというのはあります。スポーツでも音楽でも何でもそうだと思いますが、研究もある程度できるようになってからが楽しいと思います。勉強して研究すると楽しいよ、ということを伝えたいです。

学生からのメッセージ
この研究室の特徴は、第一に自由だということ、そして、やりたいことができる、ということです。自分が研究室を選ぶときに重視したところですが、入ってからもそれを実感しています。質問をしに行くと待っていてくれて、聞いたら助けてくれる。研究しろという圧力はないので、学生の間にやりたいことに集中することもできます。
研究に集中したくなったら、集中できるように手を貸してくれる、そういう配分ができるのがいいところだなと思います。
一人一人にあわせて指導してくれて、学生の人となりをみながらサポートしてくれているな、と感じることが多いです。どんな学生さんが入っても、その人に合ったサポートをしてくれそうだなと思います。自分としてはそれが最初から感じられたので、ありがたいです。女性にも入ってくれたらうれしいです。
女子学生が少ないぶん、まとまってしまってる感じは少しありますが、学生生活を送る中で、悩んだことはなく、気にせず生活できています。