受験生の方へ研究者インタビューリスト

研究者インタビュー

情報システム工学専攻
知的集積システム講座

准教授

塩見 準

Shiomi Jun

これから研究科を目指す学生に向けて、メッセージをお願いします

情報科学研究科の先生方は、どんな先生も世界の最先端の研究をされています。自分が世界の最先端を突っ走っている、という気持ちを持ちながら、全力で研究をエンジョイすることができれば、研究科での日々を楽しめるのではないかと思います。自分に対しても自戒を込めてそのように思っています。大学の先生も、ぶっとんだ発言を期待しているところがあるので、ぶっとんだ発言ほど「おっ、それ面白いやん、研究してみよ」となってくれます。日々研究について考えて、新しく得られた知識で世界の最先端に立つ、という気持ちで楽しんでください。あと、大学の先生は雑談に飢えている先生が多いので、軽いノリでしゃべったら雑談に入ってくる人が多いです。先生とも後輩とも、気軽にコミュニケーションをとってみてください。

学生からのメッセージ

修士の時は授業に出なければいけないし、就活もしなければいけない。研究以外のことに費やす時間の方がよっぽど多いように感じていました。博士に行くと、2年生くらいまでは研究だけに集中できるので、気楽だなと思うことがあります。 あまり研究に関することではないのですが、僕の研究室では今は僕が一番年上です。

修士までは研究室の運営や後輩の面倒を見ることはあまり考えなくてよかったのですが、博士課程になると後輩の面倒を見たり、グループ研究を見守ったり、普段の生活が円滑に進んでいるかを確認したり、そういう責任度は増した気がします。 最近は気軽に研究の相談ができない人も増えてきているので、毎週個別のMTGを作って30分でも雑談をする時間を作っています。

研究の相談をしていると、学会発表に行ったら?と勧められることが多かったです。実際に学会に参加してみると、自分が結構話せることがうれしくなるし、やっていることを他の研究者の方に伝えるのが楽しかったです。自分はこんなにすごい研究をしたよ、というのを認められたような気がして楽しかったです。

分からない時や研究で行き詰った時、そもそも研究でどんなことをしていいかわからない、みたいな心配を先生に相談した時に、すぐに相談に乗ってくれたり、わからないことを一緒にまとめてくれたり、そのうえでどこに解決方法があるよ、どこから試していこう、といった解決方法を一緒に考えてくださる先生が多いです。

勉強・研究していくことについても、その分野で何も知らない状態から、研究できる最新の知識を身に着けるまで、手厚くフォローしてくれます。研究の仕方を教えてくれるので、何も知らなかった私でも研究者としての一歩を踏み出せるようになったんじゃないかな、と入ってみて思います。

フレンドリーで話しやすい先生が多いです。研究は普段の雑談から生まれることもあると思うのですが、ここでは「こんな社会になったらいいよね」という雑談からふっとプロジェクトが浮かんだりします。そういう即興的な面白さがあります。情報科学研究科の先生はみんな新しいもの好きで、目新しいことへアンテナを張っている人が多いです。

先生と話していると面白いなと感じることが増えたなたと思います。そういった雑談や会話も楽しみに研究科に来ていただけたらいいなと思います。

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