人の行動・心理状態 × IoT (Internet of Things)

モノがインターネットにつながるIoTがより身近になっています。家の中や工場、街や公共交通機関など様々な場所や用途で使用されており、今や社会基盤となっています。しかし、安全性やプライバシ等の課題もまだ多く残っています。
私は、IoTをさらに便利にし、より生活に浸透させるにはどうすればよいのか、ということを研究しています。利便性や手軽さだけでなく、安全性やプライバシ等、様々な側面からIoTのあり方を考えています。
これまでは、IoTを安全に利用するために人の行動をモデリングした情報を利用するような研究や、IoTの情報をプライバシに配慮して通信する方法を研究してきました。最近は人の心理状態にも着目し、IoTをより便利・安全にする方法について研究しています。

進化適応性をもつ情報ネットワークの設計・制御

IoTをはじめとして様々なモノが様々な通信方法で情報ネットワークに接続しており、ネットワーク需要は時々刻々と変化します。大量の通信を処理しつつ通信処理コストを抑えるためには、需要の変化に適応したネットワークリソースの配分が必要になります。
私は、このようなネットワーク環境の変化に対して、生物が新たな環境に進化適応する仕組みを活用する研究に取り組んでいます。最近は、生物の遺伝子制御の仕組みに着目し、環境変動に素早く対応可能なネットワークについて研究しています。