研究者紹介 バイオ情報工学専攻

バイオインスパイアードネットワーキング講座

助教平井 健士

Hirai Takeshi

バイオ情報工学専攻

バイオインスパイアードネットワーキング講座

2021年 名古屋大学 博士 (情報学)
2021年 日本学術振興会特別研究員 (PD)
2021年 大阪大学 大学院情報科学研究科 助教

研究テーマ

次世代無線通信のための自己組織型輻輳制御

Internet of Things (IoT) や自動運転といった先進技術の開発が進むにつれて、5Gや6G等の無線通信を通して、あらゆる機器がインターネットに接続したり、機器同士が通信したりして、情報収集や協調制御することが期待されます。
例えば、超多数のセンサが基地局に接続するmassive machine-type communications (mMTC) の研究が進んでいます。
また、自動車が周辺の自動車や歩行者と通信する車車間通信 (vehicle-to-everything: V2X) が検討されています。

このような超多数の無線機器が無線ネットワークにつながる社会を想像すると、無線区間の混雑 (輻輳) が問題になります。具体的には、無線機器が増加すると、電波干渉が発生するため、通信品質が悪化してしまいます。

そこで、本研究では、将来の無線ネットワークに向けて輻輳の影響を解析し、また、新たな輻輳制御を開発していきます。
特に、輻輳制御のアプローチとして、生命の仕組み等に見られる"自己組織化"に着目しています。
自己組織化では、各個体はシンプルに振る舞いながらも、全体として、高度な状況を創発することが可能です。
本研究では、輻輳の解析を通して得た独自の着眼点に基づいて、この仕組みを無線通信の制御に活かした自己組織型無線通信を設計していきます。

将来の無線ネットワーク

連絡先

E-mail: t-hirai@ist.

TEL: S4357

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外線からは、S: 06-6879-xxxxS*: 06-6105-xxxxT: 06-6850-xxxx となります。
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