研究者紹介 情報システム工学専攻

【協力講座】知能データ科学講座[産業科学研究所]

教授櫻井 保志

Sakurai Yasushi

情報システム工学専攻

【協力講座】知能データ科学講座[産業科学研究所]

1991年 同志社大学 工学部 電気工学科 卒業
1991年 日本電信電話株式会社(NTT) 入社
1996年 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士前期課程修了
1999年 博士後期課程修了 工学博士
1998年 NTT研究所 研究員
2004年 カーネギーメロン大学 客員研究員
2013年 熊本大学 教授
2019年 大阪大学 産業科学研究所 教授
2020年 大阪大学 産業科学研究所 産業科学AIセンター センター長

研究テーマ

ビッグデータのためのリアルタイムAI基盤

自動車分野のコネクティッドカー・サービス、製造業におけるDX、デバイスや材料開発におけるマテリアルズインフォマティクスなど、産業や社会は大きく変化し、このような状況においてAIやビッグデータ解析は産業革命を支える技術として期待されています。また、多種多様なIoTデバイス、各種シミュレーションツールから得られるビッグデータを解析し、迅速かつ自動的に対処することを可能とするAIソフトウェアが強く求められています。私たちの研究室では、予測、要因分析、トラブル予知、行動最適化のための情報提供をリアルタイムに行うAI技術基盤に関する研究開発を行っています。特にIoTビッグデータに対し、非線形方程式に基づいて、モデル学習と将来イベント予測を高精度かつ高速に行うリアルタイムAI技術を開発しました。現在、社会実装に向けて数多くの有力企業とスマート工場、車両走行データ解析、エッジデバイスAIなどのテーマに関して共同研究を実施し、産業界への技術移転に取り組んでいます。

研究室概要

研究開発領域と技術的位置づけ

IoTのためのリアルタイム予測・最適化

大規模な時系列イベントストリームは、自然現象や人々の社会活動、設備の動作状況等、様々な事象を表現しています。リアルタイムAI技術は、局所的な環境変化や突発的な行動変化に対して即座に対応して、リアルタイムに将来のパターンを予測し続ける技術であり、セグメンテーションとモデル推定、モデル選択、将来値の生成、全てをデータストリーム上で高速に処理し、最先端技術の中で世界最高の予測精度と計算速度を達成しています。また、既存技術とは一線を画した新たな技術的挑戦によって、リアルタイムAI技術を発展させて自律型エッジ学習機構を世界に先駆けて開発しました。このように、データマイニング、ビッグデータ工学分野での基礎研究を行い、世界のトップ国際会議において研究発表するとともに、現在、社会実装に向けて半導体や電子デバイスなどの製造業、モビリティ、電力インフラ、建設、ヘルスケアをはじめとする産業IoT分野の数多くの有力企業と製造業DX、車両走行データ解析などのテーマに関して共同研究を実施し、産業界への技術移転、事業導入を実施しています。

IoTビッグデータのための要因分析と将来予測

リアルタイムAI技術の製造業への導入

連絡先

E-mail: yasushi@sanken.

TEL: S*6510

4桁の番号は同キャンパス内からの内線番号です。
外線からは、S: 06-6879-xxxxS*: 06-6105-xxxxT: 06-6850-xxxx となります。
メールアドレスは、末尾が省略されていますので、送信前に osaka-u.ac.jp を付加してください。